教育文化経営学院

状況に合わせて教師を目指す「教員免許状のない現役大学生の方」

教員免許状のない現役大学生の方

「先生になりたい」その夢、あきらめるのはまだ早いです。
教員免許が取れない状況に直面して、進路に迷っていませんか?

「教育学部だから免許が取れると思って入学したのに、欲しかった種類の教員免許が取れないカリキュラムだった…」
「入学してから『やっぱり先生になりたい』と思うようになったけれど、今の学部では免許が取れない…」

その悩み、解決できます。
「教師になるのをあきらめる」必要も、「大学受験をゼロからし直す」必要もありません。
実は、今の状況からでも教員免許を取得する方法はいくつも存在します。
道は一つではありません。
今のあなたにとって一番無理のない、最適な「先生になるためのルート」を一緒に探していきましょう。

教員免許状を取得する方法

教員免許状を手にするルートは、実はひとつだけではありません。
今のあなたの状況や年齢、これまでに大学で取った単位、あるいは学力などによって、「あなたにとっての最短ルート」は人それぞれ違います。
ハードルの高い「一般入試で大学を受け直す」という方法以外で、教員免許状を目指せる現実的なルートを確認しましょう。

教員免許状取得方法

1.通信制大学――現場経験を積みながら、確実に免許取得を目指す

一般入試以外のルートとして、最もメジャーな方法です。
ほぼすべての種類の教員免許状が取得可能です。
よく「通信制は卒業率が低くて大変そう……」と心配されますが、当校のようなサポート校を活用して、
最短期間で卒業を決めている方はたくさんいます。

最大のメリットは、日中の時間を自由に使えること。
学校現場などで子どもと関わる仕事をしながら学べるため、「毎日が教育実習」のような環境を作れます。
現場での「実践」と、大学での「理論」を行き来しながら学ぶ。
そんな豊かな経験ができるかどうかは、あなたの時間の使い方次第です。

2.大学編入――環境を変えて学び直す。ただし、時間と情報収集が必要

今とは違う大学に入り直す方法ですが、いくつか注意点があります。
まず、多くの大学では「欠員募集(辞めた人がいたら募集する)」という形をとっているため、
行きたい大学で必ずしも試験があるとは限りません。

また、教員免許状を目指す場合、「前の大学で2年まで終わっていても、
編入先でもう一度2年生からやり直し」というケースが多く、卒業まで少し時間がかかってしまうことが一般的です。
難易度は大学によりますが、国立大や人気校はやはり狭き門。
「一般入試よりはチャンスがあるかも」くらいの慎重な準備が必要です。

3.大学院――大卒・既卒者向け。専門性を高めて「専修免許」も視野に

大学卒業が見えている方や、すでに卒業された方には、大学院という選択肢も非常に有力です。
最短2年(場合によっては3年)で、複数の教員免許状を取得できたり、
頑張り次第でワンランク上の「専修免許状」を取得したりすることも可能です。

「学費が高そう」と思われがちですが、「長期履修制度」を使えば、
2年分の学費を3分割して払いながら3年間通える大学院もあります。
「教員免許取得プログラム」のある大学院は限られますが、実は上位校への大学編入を狙うよりも、
合格への道筋が見えやすい穴場的なルートでもあります。

4.学校教員資格認定試験――20歳から受験可能。「小学校の先生」への最短ルート

とにかく小学校の先生になりたい!」という方に特におすすめの国家試験です。
この試験で取れるのは「二種免許状」ですが、現場に出れば一種免許状と同じように学級担任を持てますし、
仕事の内容に制限はありませんので安心してください。
4月時点で満20歳以上なら受験できるため、現役の大学生でも、
最短で3年生からチャレンジできるのが大きな魅力です。
幼稚園や中学・高校の先生を目指している皆さんにも、
実はこの「小学校教員資格認定試験」はとてもおすすめです。

教育の「根っこ」は同じです 「専門教科を教えたい」「幼児教育に専念したい」という想いはもちろん大切です。
でも、子どもたちに向き合い、その成長を支えるという「教育の仕事の本質」は、幼稚園でも高校でも変わりません。
小学校の免許を持つことで、子どもの発達を連続的に捉える広い視野を持つことができます。

また、「ご縁」が新しい可能性を広げます。
最初から進路を限定しすぎず、視野を広げてみると思わぬ発見があります。
「たまたま取った小学校免許で現場に出たら、すごく自分に合っていた」というケースも少なくありません。
ご縁があって就いたポジションで精一杯やってみる。
その経験が、教師としての懐(ふところ)を深くしてくれます。

まずは「先生」の資格をひとつ、手に入れるということ。
この試験は、比較的挑戦しやすい試験です。
まずはここで「小学校教員免許(二種)」を取得してしまいましょう。
「自分は教員免許状を持っている」という事実は、大きな自信と安心感になります。
まずは小学校免許状を足がかりにして、そこから本当に目指したい校種の免許状へとステップアップしていく。
そんな賢いキャリア戦略として、この試験を活用してみてください。

大学1・2(・3)年次:在籍大学で教員免許状が取得できない場合

「今の大学では免許が取れない…」と気づいた大学生の皆さんへ
学年によって、選べる「最善手」は変わってきます。今のご自分の立ち位置に合わせて、考えていきましょう。

大学1,2年

1.早めの「編入」が王道ルート

まだ大学生活の前半にいる皆さんは、他大学への「編入」を検討する方が多いです。
大きく分けて「通信制大学への編入」と「通学制大学への編入」の2つの選択肢があります。

・通学制への編入

「特定の教科(実技系など)で、通学でしか取れない・取りにくい免許がある」という場合はこちらを目指します。
ただ、試験はそれなりにハードルが高いのが現実です。

・通信制への編入

実は、「通学の編入試験に落ちてしまったので、通信制に切り替えた」という方も少なくありません。
しかし、結果的に「通信制なら最短2年で卒業できて、早く現場に出られたから良かった!」という声もよく聞きます。

2.「編入」か「大学院」か、6年間の使い道を考える

3年生からの進路変更は、少し検討が必要です。
3年次編入試験を受けることは可能ですが、教員免許状を取るためにはカリキュラムの都合上、
編入後に「卒業まで3年かかる」というケースが珍しくありません。

・編入プラン

今の大学(3年)+ 編入先(3年)= 計6年間 で「学士(一種免許)」

・大学院プラン

今の大学卒業(4年)+ 大学院(2年)= 計6年間 で「修士(専修免許)」

同じ6年間をかけるなら、今の大学をしっかり卒業して大学院へ進み、
一種免許状よりワンランク上の「専修免許状」を取得する、という選択肢も非常に賢いルートです。

3.全学年共通(20歳以上)

もしあなたが「小学校の先生」を目指していて、4月1日時点で満20歳以上(ストレートなら3年生以上)
であれば、「小学校教員資格認定試験」に挑戦できます。
これは在籍している大学の学部・学科に関係なく、個人で受験できる国家試験です。
大学の単位とは無関係に小学校二種の教員免許状取得のチャンスが得られるので、
小学校志望なら受けない手はありません!

大学4年次or大学卒業:教員免許状を取得していない場合

大学4年生、またはすでに卒業された皆さんへ。
これからの進路選びは、「あなたが何を一番大切にしたいか」という優先順位で決まります。
それぞれのスタイルに合わせた選択肢を整理してみましょう。

大学4年

1.【働きながら資格を取りたい派】⇒「通信制大学」

「大学を卒業した以上、経済的に自立したい」「仕事をしながら免許を取りたい」という方には、
通信制大学への編入が選ばれています。
自分のペースで学習を進められるため、社会人としてのキャリアと、
教師への夢を両立させることが可能です。

2.【じっくり学びを深めたい派】⇒「大学院」または「通学制大学への編入」

「現場に出る前に、もっと専門知識を身につけたい」「しっかり勉強してから教壇に立ちたい」という方は、
通学制の大学への編入か、大学院進学がおすすめです。

・大学院進学

より高度な専門性を身につけられますが、「教員免許取得プログラム」のある大学院は数が限られています。

・通学制大学への編入

「通える範囲に希望の大学院がない」という場合に選ばれています。

3.【全ルート共通のおすすめ】⇒「小学校教員資格認定試験」

どの進路を選ぶにしても、小学校教員資格認定試験の受験は強くおすすめします!
この試験で「二種免許状」を取得しておくと、進学後の大学や大学院で履修すべき単位数を減らせることができ、
結果として卒業までの期間を短縮できる可能性があります。
また、この試験の勉強内容は「教員採用試験」の対策と大きく重なります。
早めの試験対策として取り組むことで、本番の採用試験にも直結する力が身につく一石二鳥の試験です。

通信制大学で学ぶということ

将来、教壇に立つことを志している皆さん。
教員免許を取得するルートとして、「通信制大学」という選択肢をどのように捉えていますか?
「自宅学習が中心で孤独そう」「卒業率が低いと聞く」
そのようなネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、本気で「実戦力のある教員」を目指す場合、通信制大学こそが最強のキャリア形成の場になり得るという事実をご存知でしょうか。
なぜ、いま通信制大学で学ぶことが、教員としての資質を飛躍的に高めるのか。
従来の通学制大学との構造的な違いや、現場で活躍する先輩たちの実例を交えて解説します。

通信制と通学制大学の違い
通信制大学

1.学習スタイルの比較:時間をどう「投資」するか

一般的に、通信制は「自己管理が難しく卒業がハード」だと言われます。
しかし、裏を返せば、「平日の昼間というゴールデンタイムを自由に使える」という圧倒的なメリットがあります。
この時間の使い方が、教員としての力量に決定的な差を生むのです。

2.「教育実習」だけでは埋められない経験の差

通学制の大学では、4年次の「教育実習(3週間〜1ヶ月)」で初めて本格的に教壇に立ち、子どもたちと向き合います。

多くの学生が「実習期間は大学生活で最も充実していた」「子どもたちから多くを学んだ」と語ります。
模擬授業とは異なる、生身の人間相手の教育活動に触れるからです。

しかし、その貴重な経験はわずか1ヶ月で終わってしまいます。

子どもたちとのラポール(信頼関係)が築け始めた頃に実習終了となるのは、非常にもどかしいものです。
プロの教員としてスタートラインに立つために、果たしてその期間だけで十分と言えるでしょうか?

3.平日昼間の「現場経験」が、机上の空論を防ぐ

通信制大学の学生の多くは、平日の日中、学校現場や教育関連施設でスタッフとして勤務しています。
• 学校現場: 特別支援学級の介助員、部活動指導員、学習支援員など
• 関連施設: 学童保育、児童館、保育園など

例えば、小学校教員志望の方が「学童保育」で勤務したとします。
学校では「先生」と「児童」という枠組みの中で振る舞う子どもたちも、
学童という生活の場では、甘えたり、喧嘩したりと、より「素」に近い姿を見せます。
また、保育園での勤務経験があれば、就学前の子どもがどのように言語を獲得し、
社会性を身につけていくかという発達のプロセスを肌で理解できます。
「中学生になる前、彼らがどのような小学生時代を過ごしてきたのか」
「小学生になる前、どのような幼児期を経てきたのか」
この「発達の連続性」を体感として持っていることは、目の前の子どもを理解し、指導する上で極めて強力な武器となります。

4.「理論と実践の往還」こそが最強の学習法

ここで、実際に通信制で学びながら現場で働いていた先輩のエピソードを紹介します。
大学の教育心理学で、ピアジェの「保存の概念(見かけが変わっても量は変わらない)」について学んでいた時のことです。
「同じ量のジュースを細長いコップに移し替えると、前操作期の子どもは『増えた』と認識する」という有名な理論です。
保育補助として働いていた彼女は、その知識をすぐに現場で確認してみました。
すると、3歳児は理解できず、5歳児は正解し、4歳児はその狭間で揺れ動いている――。
彼女は興奮気味にこう語ってくれました。
「教科書の記述通りでした。
でも、文字で読むのと、目の前で子どもの反応を見るのとでは、理解の深さが全く違います。
大人の常識と子どもの認識世界のズレを、まざまざと実感しました」
通学制の学生が「知識」として暗記して終わる事象を、通信制の学生は「翌日の現場で検証(実験)する」ことができます。
これこそが、生きた知識の習得です。

5.4年間続く「リアルな教育実習」

一般的な大学生が「理論」を先行して学び、最後に短期間の「実践」を行うのに対し、
通信制大学生は4年間を通じて「理論(大学での研究)」と「実践(現場での勤務)」のサイクルを回し続けます。
• Practice(実践): 今日、現場でうまくいかなかったこと、疑問に思ったこと。
• Theory(理論): 帰宅後、テキストや文献で調べ、理論的背景を学ぶ。
• Verify(検証): 学んだ知見を、翌日の現場で試してみる。
このサイクルを4年間繰り返すのですから、実力がつかないはずがありません。
当校の学生が、難関とされる教員採用試験に現役で高い合格率を誇るのは、
面接や模擬授業の小手先のテクニックではなく、このような「現場力」が養われているからに他なりません。

通信制大学での学習は、決して楽な道ではありません。しかし、そこには「教員としての修業期間」として最適化された環境があります。
もしあなたが、「現場で即戦力として通用する教員になりたい」「理論だけでなく、目の前の子どもから学びたい」と強く願うのであれば、
通信制大学という選択は、あなたのキャリアにとって非常に合理的な一手となるはずです。

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