通信制大学で学ぶ学生の仕事選び:教員志望の方へのお勧めの「会計年度任用職員」

同世代と同じ「アルバイト」を選ばなくてもいい
高校を卒業して、あるいは大学を中退・卒業して通信制の大学で学ばれる若い学生さんから、アルバイトや仕事についての質問を受けることがあります。同世代の友人たちが通学の学生であることが多いため、ご自身も同じようなアルバイトをしようと考えていらっしゃるケースが多いようです。
けれども私自身は、ご相談いただいた際にはフルタイムで仕事をすることをお勧めしています。
そもそも通信制の大学は、フルタイムで仕事をする社会人が学ぶことを前提としたカリキュラムになっています。「勉強に集中したいから」とおっしゃる方も多いのですが、フルタイムで仕事をしながらでも単位を取得し、最短年限で卒業していく方を、私はたくさん見てきました(残業時間が極端に長い方は別ですが)。
教員免許状の取得を目指す場合は教育実習があるため、そこでフルタイムの仕事を一旦離れなければならない方もいらっしゃいます。それでも、実習の時期まではフルタイムで働くことは十分に可能だと思うのです。
そういった理由から、通学の学生と同じようなアルバイトをあえて選択する必要はないと考えています。できれば正社員の仕事、最低でも有給休暇が取得できて、社会保険に加入できるような仕事に就かれた方がいいとお伝えしています。
教員志望の方にお勧めの「会計年度任用職員」
そこで、教師を目指している方にぜひお勧めしたいのが、自治体の「会計年度任用職員(旧・嘱託員や臨時職員など)」です。
もちろん、すでに正社員として働いている方がわざわざ転職する必要はありません。1年単位での更新となりますから、あくまで時給制で社会保険に入れないアルバイトを選ぶくらいなら、という意味でのご提案です。
会計年度任用職員の場合、有給休暇や社会保険への加入がありますし、勤務時間によっては賞与も支給されます。夏季休暇などが設けられていることもあります。
そして何より教員志望の方にお勧めする最大の理由は、学校現場などで子どもと関わる仕事の募集が多いからです。 学校では特別支援が必要な子どもの生活・学習支援を行う募集がありますし、学童保育や保育所でのお仕事もあります。
無資格でも挑戦できる求人をチェックしてみる
ただし、自治体によっては応募に資格が必要なこともあります。学校では教員免許状、学童保育では教員免許状か保育士資格、保育所では保育士資格が求められるケースです。
けれどもその一方で、これらの資格を求めない自治体も結構あります。特に都市部では、無資格で応募できる求人を頻繁に目にします。
ですので学生さんには、ご自宅から通勤可能な自治体のホームページを確認するようお話ししています。各自治体の「職員募集」などのページから「会計年度任用職員」の求人を探してみてください、と。
応募すれば必ず採用されるというわけではありませんので、複数の自治体をどのように併願するか、志望理由書や課題作文をどう書くかといった対策については、ご希望があれば一緒に考えるようにしています。
学生さんには、一人の労働者としてきちんと尊重される職場で働いてほしいと願っています。そして、通学の学生ではないからこそ、学校現場や社会でさまざまなことを学び、力をつけていってほしいのです。
そういうわけで、ご相談があったら「学校で働いてみたら」とお答えしています。
会計年度任用職員の次年度に向けた大規模な募集締め切りは、1月〜2月頃になることが多いですが、年度途中での欠員募集なども随時行われています。ご興味のある方は、ぜひこまめに自治体のホームページを確認されることをお勧めいたします!