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【小学校教員資格認定試験】受験教科の選択

【小学校教員資格認定試験】受験教科の選択

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教育実習に行かなくても小学校の教員免許が取得できる「小学校教員資格認定試験」。その試験を効率よく突破するうえで、最も重要となるのが「受験科目の選択」です。今回は、合格に向けた戦略的な科目選びのポイントについて解説します。

1. 一日で4科目をこなす過酷な試験スケジュール

小学校教員資格認定試験の第1次試験は、マークシート方式や論述式を含め、1日で4種類(科目Ⅰ〜Ⅳ)もの試験が実施されるハードなスケジュールとなっています。

その中で合否の大きな分かれ道となるのが、小学校の10教科(国語、社会、算数、理科、生活、音楽、図画工作、家庭、体育、外国語)の中から6教科を選択して受験する形式の科目です。この選択を誤ると、無駄な学習負担を背負うことになってしまいます。

2. 「なんとなく」で選んではいけない教科とは?

よくある間違いが、「法学部出身だから『社会』」「大学受験で日本史を使ったから『社会』」というように、自身のバックグラウンドだけで安易に選んでしまうケースです。これは「絶対に」避けてください。

なぜなら、試験における「社会」は、法学や日本史の一部にとどまらず、地理、日本史、世界史、政治経済、倫理など、小学校・中学校の「社会」に該当するすべての領域が範囲に含まれるからです。 文系出身者であれば高校の地理や倫理が未履修であることが多く、理系出身者であれば日本史が未履修であることが大半でしょう。高校レベルで未履修の領域をゼロから独学でカバーするのは、学習範囲が広すぎて膨大な時間がかかります。「社会の偏差値が高かったから」という理由で選択するのは得策ではありません。

3. 合格をつかむための教科選択

では、どの教科を選択するのが正解なのでしょうか。私がお勧めしているのは、実技教科や範囲の限られた教科を中心とした選択です。

具体的には、以下の順序で組み立てます。

  • まずは「生活」「家庭」「音楽」「図画工作」「体育」の5教科を選ぶ 小学校教員資格認定試験の出題の約半分は、学習指導要領(解説)からの出題です。過去問を分析するとその傾向は明白であり、対策の基本は学習指導要領の読み込みになります。 であれば、分量が少ない(「薄い」)ものを選ぶのが鉄則です。1・2年生でしか学習しない「生活」や、5・6年生でしか学習しない「家庭」は非常に有利です。また、「音楽」「図画工作」「体育」といった実技教科も、主要教科に比べて学習指導要領(解説)の分量が薄いため狙い目です。「実技に苦手意識がある」という方も安心してください。試験で問われるのは学習指導要領の理解であり、実技のパフォーマンスとは全く別物だからです。
  • 残りの1教科は「国語」「算数」「外国語(英語)」から得意なものを選ぶ これで6教科のうち5教科が決まります。残りの1枠は、ご自身のバックグラウンドに合わせて「国語」「算数」「外国語(英語)」の中から、最も得意で点数を稼ぎやすいものを1つ選びましょう。

4. 「理科」と「社会」の選択は避けるのが賢明

前述の通り、「社会」はもちろんのこと、「理科」についても間違っても選択してはいけません。

「理科」は、物理、生物、化学、地学のすべての領域から出題されます。理系出身者であっても、これら4つの領域のすべてを高校等で深く網羅している人は稀です。「社会」と同様に学習コストが高すぎるため、合格を最優先にするならば選択肢から外すべきです。

試験を効率よく突破するためには、自身の得意不得意だけでなく、「試験の出題傾向」と「学習範囲のボリューム」を冷静に見極めることが欠かせません。戦略的な科目選択を行い、合格を勝ち取りましょう。

当校には、この試験の対策本を執筆し、試験の内容に熟知した講師がおります。この試験に関心を持たれた方、詳細を知りたい方、お気軽にお問い合わせください。