子どもの本を読もう!:一人ひとりにふさわしい一冊を勧めるために

私が特に地域の公立図書館に頼って読んでいるのが、子どもの本、とりわけ絵本です。教師を目指している方には、ぜひ子どもの本をたくさん読んでほしいと思っています。
「本を読みましょう」から一歩踏み出す
本を読むことが大切だということは世間一般に広まっていますから、「本を読みましょう」と子どもに話す教師は多いと思います。けれどもそこで、具体的に書名をあげられる教師はどのくらいいるでしょうか。
一般的に、乳幼児、小学生、中学生、高校生に勧める本をあげることはできるかもしれません。図書館等が作成したお勧め本リストもあります。けれども、子どもの読書とは、単にリストを提示すれば済むものではないと思うのです。
子どもの読書は「一人ひとり違う」
子どもが興味を持って手に取り、最後まで読み通し、面白がれる本というのは、一人ひとり違うのではないでしょうか。子どもが夢中になって読む本は、その子の興味関心、これまで読んできた本、語彙や読解の力によって大きく異なってきます。
だからこそ、一人ひとりの子どもをしっかりと見て、その子にふさわしい本を勧められる教師であってほしいと思うのです。
教師自身の本の「引き出し」を増やす
そのためには、教師の側に本の「引き出し」が多くなくてはいけません。子どものちょっとした発信から興味を感じ取り、「読んでよかった」と思ってもらえるような本を紹介できる力を、学生さんには身につけてほしいと思っています。
そういうわけで、乳幼児、小学生、中学生、高校生と、まずは、ご自分が目指している学校種の子どもたちの本をたくさん読みましょう!
迷ったときの選び方のヒント
読む本に困ったら、本棚の前に立って直感で選んでもいいと思いますし、図書館が作成したリストを順番に読んでいってもいいでしょう(私も、ついこうした読書をしてしまいます)。
あるいは、特に絵本の場合は、汚れている本、版を重ねているものから読んでいくのもよい方法です。汚れている本というのは、それだけ多くの子どもたちに読まれている本だということですから。破れてテープで補修してある本は、大歓迎なのです!
こうして、子どもの本の引き出しをどんどん増やしていってほしいと願っています。